
新日本様式」協議会は、3月19日、パリ市内のパリ商工会議所本部を会場に、同会議所日仏経済交流委員会との共催で「日本とフランスのエクサランスを語る-伝統と技術の狭間で」をテーマにセミナーを実施しました。「新日本様式」協議会では初の海外イベントの地として、歴史と文化の豊富な蓄積をもとに世界に対して常に文化・トレンドの強い発信力を有するパリを選びました。
セミナーの進行役は磯村尚徳氏(元NHK欧州総局長、初代パリ日本文化会館館長)が務め、飯村駐仏日本国大使のあいさつに続き、中村理事長(松下電器産業株式会社会長)、ルノー上級副社長のティエリ・ムロンゲ氏、パリ・イルドフランス キャピタルエコノミック会長のティエリ・ジャキヤ氏が基調講演をしました。
基調講演ののち、福川伸次氏(「新日本様式」協議会評議会座長)など日仏4人の識者による公開討論会が行われました。会場には、飯村駐仏日本大使はじめ、会員企業幹部、日仏文化関係者、一般参加者合わせ約270名が集まり3時間に及ぶセミナーに熱心に耳を傾けました。


19日夕刻には、両国の政財界、文化関係者ら約180名を招き、パリ三越エトワールを会場に「ジャパネスクモダンの夕べ」が開かれました。折しも23日~30日にパリオペラ座(ガルニエ)で初の歌舞伎公演が予定されており、市川團十郎氏、海老蔵氏など歌舞伎関係者も駆けつけました。
冒頭、主催者を代表してあいさつに立った中村理事長は、関係者への謝辞に続き「新日本様式」とは産業のグランドデザインであり、日本の伝統文化と先端技術に通じる日本らしさの原点に立って、次代のmade in Japan製品の総合力に磨きをかける産学官一体の取り組み。資源の乏しい日本は価値ある製品開発、生産、販売に取り組み続けねばならない。そのためのヒントが日本人の自然観である。日本的感性で最先端技術製品に息吹を吹き込みたい。その一端を世界の文化の中心であるパリで披露できてうれしい。と述べました。
会場となったパリ三越エトワールは、凱旋門そばに1860年代に建築された旧邸を理事企業である三越が全面改装して1992年に開館した日仏文化交流拠点で、会場には、「新日本様式」100選に選定された商品が映像で紹介され、53点中7点の選定商品が実物展示されて来場者の注目を集めました。

|