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ハノーバーメッセ2008「新日本様式」100選出展レポート

「新日本様式」協議会 事務局 西原淳子
「ハノーバーメッセ2008」は、ドイツ・ハノーバー国際見本市会場で4月21日(月)より25日(金)までの期間 、ドイツ産業見本市株式会社の主催により開催されました。「テクノロジーの複合見本市」とも呼ばれるハノーバー・メッセの規模は、とにかくケタ外れ。今年は日本がパートナーカントリーということもあっていつも以上に盛大で、世界62カ国から約5100 の企業・団体が出展し、最先端の科学技術を見ようと24万人もの来場者が ありました。  

自然と芸術とメッセの街ハノーバー
ハノーバーメッセ2008は春の訪れと共に始まりました。メッセの街ハノーバーは自然と芸術の街としても有名で、緑に囲まれた街には至るところに公園や美術館があります。運河沿いの散歩道にはアート作品が数多く置かれ、中でも有名なのはフランスの女性芸術家ニキ・ドゥ・サン・ファレの作品で、ハノーバーのシンボルにもなっています。また、旧市街にはイギリス風の建物が多く残っていますが、それらは、18世紀初頭のハノーバー選帝侯ゲオルク1世がイギリス国王ジョージ1世でもあったためとか。第二次世界大戦では空襲で町の約3分の2が焼失したものの戦後復興し、2000年には万国博覧会も開かれて現在のような美しい街になったそうです。サッカーが好きな人には、2006年ドイツ FIFAワールドカップの開催都市の一つでブンデスリーガ所属のプロサッカークラブ「ハノーファー96」の本拠地でも知られています。

パートナーカントリー・ジャパン
ハノーバーメッセ2008は、日本がパートナーカントリーとして参加しているため会場のあらゆるところにJAPANロゴの看板やバナーが掲げられていました。発端は、2007年1月の安倍晋三首相(当時)とメルケル首相による首脳会談での合意によるものです。ドイツの日本に対するパートナーカントリー参加要請は、日本の先端技術展示を通じて、日欧企業間の連携を促すとともに、産業技術見本市としてハノーバー・メッセの質的向上を図るためでした。開催前夜のオープニングセレモニーでは、メルケル首相と安倍晋三総理特使(前首相)が両国を代表してスピーチを行い、エグジビションとしてドイツのグループと日本から参加した阿波踊りチームが混然一体となったパフォーマンスが披露されました。  

オープニングセレモニーの招待客は約2500人、会場となったハノーバー・コングレスセンターでは、華やかな着物姿のコンパニオンから 、来場記念品の「新日本様式100選・三菱硬筆書写用鉛筆&コクヨカドケシ・キット」 が配られました。私は、会場にいて嬉しさがこみ上げてきます。
 


ハノーバーメッセ2008開幕
いよいよメッセ開幕です。JETRO林理事長ご案内のもと、メルケル首相と安倍特使が、「新日本様式」100選展示コーナーを公式訪問され、メルケル首相にはメタフィスホノオが贈呈されました。音楽がお好きなメルケル首相は、ヤマハ・サイレントバイオリンの弦を指で弾いて感触を試されていました。  


「新日本様式」100選展示の反響
今回は、映像も含めて21点の100選が展示されました。手で触れる体感型の展示とアクリルケースに入れて見て頂く装飾展示と半々でした。勿論、手で触れる方が楽しくて理解も進みますが、生活日常品をアクリルケースに入れることで、その造形の美しさに気づいてもらう狙いもありました。購入希望者が多かった「PPPマグネット」は、知的な面白さとデザインの美しさでドイツ人の心をつかんだようでした。「メタフィスホノオ」や「アニマルラバーバンド」はここでも人気者。日本の伝統技術を生かした商品や、シネマ歌舞伎の映像も来場者には大層興味深かったようです。


会場設営の段階から通い詰める熱心なファンがいたため、好感触の手ごたえは感じていましたが、開幕してからは常に人が入っている状態で滞留時間も長く、熱心に商品説明を読んだり、質問をしたり、購入希望があったりと関心の高さが感じられました。「新日本様式」の展示やコンセプトは知的な好奇心をいたく刺激したらしく、美術館関係者、大学教授、バイヤーなどから、コラボレーションや取引に関しての希望も寄せられました。

最後に
「新日本様式」100選初の海外展示が無事に盛大に開催出来ましたのは、大勢の関係者皆様のご尽力によりますことをここにご報告し深く感謝申し上げます。

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